隔月刊化2冊目の「道楽」No.11は「不屈 まつろわぬ単車乗り」特集。「まつろわぬ~」だけではまったくわかりづらいので「不屈」という言葉を追加してみたのだが、さらにわかりにくくなってしまったといういわくつきの特集です。
では「まつろわぬ」とは何か。その昔大和朝廷が、自分たちの言うことをきかない東北や九州の人々のことを「まつろわぬ民」と呼びました。「まつろう」で服従するとか言うことをきく、という意味ですから、その反対の民ということで、言うことをきかない、服従しない、長いものに巻かれない、さらに一歩進めて解釈すれば、独特の、とか、我が道を行く的な、そんなニュアンスで、もひとつ言えばそんな単車乗りたちは多かれ少なかれ何かと闘っている……つまりはそこまでをも含めた、よくいえば壮大な特集であります。編集期間中に3月11日を迎えたということもあり、震災で被害に遭ってもなお、前を向き続ける単車乗りもこの特集には登場します。
もうひとつ、今号の目玉企画は「聖地巡礼」。見ようによってはツーリングガイドのようでもある、旅する企画です。ただし旅といってもテーマがない旅は表現しづらいため、「単車乗りの聖地」を最大の目的地とした旅を初回となる今回は3本立てでやっています。
他の企画も含め、今回も熱くて濃ゆい単車乗り総登場の道楽11号。是非ご覧になって、そして走りだしてください!
2016年4月16日発売
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